産後腰痛の原因

産後、腰痛になったという方は多いのではないでしょうか?

当院の患者様も産後の腰痛で悩んでいる方がとても多くいらっしゃいます。

その原因のほとんどは、骨盤の歪みと骨盤を支える筋力の低下にあります。

 

 

骨盤の歪みというのは、「骨盤の結合部のズレ」の事です。

骨盤は、仙骨、左右の寛骨、尾骨などの複数の骨で構成されており、それらの骨が靭帯や筋肉、関節によって支えられています。左右の寛骨は、前方で結合し恥骨結合、後方で仙骨と結合し仙腸関節を作ります。骨盤は、基本的には、強い靭帯で結合されているので歪むことはないのですが、外部からの強い衝撃を受けたり、日常生活で悪い姿勢を繰り返したりすると骨盤の向きが前後、左右、ねじりが加わり骨盤全体がズレていきます。そのズレのことを骨盤の歪みといいます。

 

 

骨盤が歪む原因は2つ

原因① 日頃の姿勢が悪いから

日頃の姿勢が悪いことで、骨盤に前後左右捻じりが加わってしまいます。

例えば、片足に体重を乗せすぎた生活をしていた場合

(写真1)

(写真2①)

(写真2②)

(写真2③)

写真1では、無意識に左足に体重を乗せすぎた生活を送っていたため酷い腰痛になって来院されました。

結果、背骨が湾曲しているのが分かります。

 

 

写真2では、それを分かりやすくした写真です。

・写真2①は、両足に体重を乗せた場合⇒背骨が真っすぐです。

・写真2②は、若干右足に体重を乗せた場合⇒背骨には影響が出ていません

・写真2③は、右足にかなりの体重を乗せた場合⇒背骨が湾曲しています

 

 

写真1,写真2③の姿勢は、産後のママがお子さんを抱っこする際に、お子さんを骨盤に乗せて抱っこしている時によくやってる姿勢です。

骨盤が出っ張るので、そこにお子さんを乗せて、片手でお子さんを抱きしめ、もう片方で家事をする。

こんな格好をよくしていませんか?

産後腰痛になっている方たちがやりがちな抱っこのやり方ですが、当院に来院される産後ママの腰椎の真横の筋肉を触ると大きな左右差が出来ており、この左右差が腰痛の原因になっているのです。

その他、ぺちゃんこ座り(M字座り)、横座り、片方だけに荷物を持つ、椅子に座ると足を組んでしまうなども骨盤が歪む原因です。

 

上記写真は、横座りが原因で股関節の開きが悪くなった産後ママですが、骨盤矯正1回で改善しました。

私は、足を組むとか横座りなどもしてはいけないと思ってはいません。

そうせざる得ない、歪みの状態だったので仕方がないのです。

ただ、骨盤を歪ましておくと「痛み」に変わってしまうので、その前に骨盤矯正を受けておくことはオススメしています。

骨盤矯正⇒https://hanatani-children.com/kotsuban/

 

 

 

 

原因② 筋力低下

特に骨盤周辺の筋力が低下している場合は、歪みが酷くなる傾向にあります。お腹の中にある大腰筋、腸腰筋などの筋力が低下することで骨盤が開き過ぎたり、真っすぐに姿勢を維持できなくなったりします。

産後多くの女性の悩みは、骨盤の開き具合も関わってきますので、ぽっこりお腹が治らないとか、お尻が垂れてきたという悩みも抱えてしまっているのではないでしょうか?

では、どうやって筋力をUPさせて、骨盤を良い位置で維持できるようにするのでしょうか・・・

子育て中にジムに通えるのなら問題はないと思いますが、ほとんどの方が、ジムに通える時間なんてありません。

だったら、歩けばいいのかというと、歩いているだけでは、骨盤周辺の筋力UPとしては不十分です。

そのため当院では、自宅でできる花谷考案の「風船つぶしダイエット」や「花谷式交差歩き」、「寝ながらできる簡単体操」などを指導しています。

また運動が苦手な方は、寝ているだけで痩せる「バランスダイエット」もオススメしています。

 

・風船つぶしダイエット⇒https://hanatani-children.com/goyendiet/

・花谷式交差歩き⇒https://hanatani-children.com/crosswalk/

・バランスダイエット⇒https://hanatani-children.com/diet/

 

 

 

 

妊娠中~産後は、リラキシンというホルモンの分泌があります。

出産する上で大切なホルモンなのですが、骨盤を緩めるような作用があります。赤ちゃんの通り道でもある産道を広げるために恥骨結合を緩め骨盤を広げていきます。これは、長い人でも産後6ヶ月まで作用するので、その間は骨盤が緩み歪みやすい時期です。

逆を言えば、開いた骨盤を締めたり、正しい位置に矯正したりすることが可能な時期とも言えます。

ですから、当院では、産後の骨盤矯正をするなら、6ヶ月以内に始めることをオススメしています。

産後1ヶ月はゆっくり体力を戻し、2ヶ月目からは産後骨盤矯正をしていくのが理想です。

 

 

(恥骨痛患者さんからのコメント)

産後骨盤矯正で、あんなに痛かった恥骨痛が3回で治りました!
旦那も膝が痛いとの事で通わせてもらってます!
先生も優しく楽しい先生で続けて来れそうです!

 

 

産後、こんな症状で悩んでいる方がいましたらご相談ください。

・産前のズボンやスカートが履けなくなった。

・腰痛になった。

・首こり、肩こりが酷くなった。

・ぽっこりお腹が目立つようになった。

・下半身が太くなった。

・お尻が大きくなり、垂れているように思える。

・恥骨や尾骨辺りに痛みを感じるようになった。

・股関節の開きが悪くなった。

・尿漏れをするようになった。

 

当院の骨盤矯正⇒https://hanatani-children.com/kotsuban/

 

 

記事の筆者:花谷接骨院 院長 花谷貴之